BB(ボトムブラケット)を交換してQファクターを小さくする。part1
KHS F-20TのQファクター(左右のペダル取付け部の距離)は185mmとかなり広いです。歩いているときに例えると少し股を広げて歩いている感じなので、もう少し狭く(自然体くらいの股の開きくらい)したいと思います。
Qファクターはどこで調整するか。
Qファクターは左右のペダル取付け部の距離なので、ペダルの間に挟まっているものの幅によって決まります。ということで関係あるのは以下の2つです。
- BB(ボトムブラケット)
- クランク
これらは工具でサイズを調整できるものではないため、パーツ交換になります。今回はBB、クランクそしてペダルを一式交換するのでQファクターはペダル交換後にもう1度計ってみようと思います。
パーツを購入する際の注意点。
クランクにはチェーンリングを取り付けるため、フロントのチェーンリングとリアのスプロケットとのチェーンラインを意識する必要があります。
チェーンラインについては以下のページに詳しく書いてあります。
簡単に言ってしまうとチェーンリングがリアのスプロケットからみて真ん中になるようにしてあげる必要があります(どちらかに偏っていると、リアを反対側のギアにしたときにチェーンが斜めになる角度が大きくなるのでスムーズにチェーンが回らない可能性があります。)。
そのため、軸が短すぎるBBを購入するとチェーンラインがロー側に偏るので、チェーンラインが適正な位置になりそうなBBの軸長を測ってからBBを購入する必要があります。
ペダル、クランク、BBをはずす
ということで、さっそくばらしていきます。
ペダルをはずす
今回はペダル、クランク、BBまるごと交換するのでまずはペダルからはずしていきます。
ペダルの付け根にペダルレンチをはめてはずします。
ペダルはかたく締まっている場合が多く、ペダルレンチを回す向きが左右のペダルで異なるので、間違えないように作業します。私は以下のサイトで確認しながら行いました。
左側も同様に。
ペダルレンチではずします。
クランクをはずす
ペダルが外れたら今度はクランクをはずしにかかります。まずはクランクが外れないようについているフィキシングボルトをはずします。
外れました。
クランクとBBはネジなどで締め付けてくっついているわけではなく、BBの軸にクランクが刺さっているだけなのクランクを引っこ抜く必要があります。ただ、単にクランクを引っ張っても抜けるものではないため、コッタレス抜きという工具をクランクに取り付けて、BBの軸を押し出します。
クランクに取り付けたコッタレス抜きをアーレンキーで回していくとクランクが引っこ抜かれていきます。
外れました。
左側も同様にアーレンキーでフィキシングボルトを
はずして
コッタレス抜きを取り付けて
アーレンキーを回してはずしていきます。
BBをはずす。
BBも専用の工具をつけて左側からはずしていきます。BBの専用工具は単純にBBのねじ山に合わせるための工具です。ちょっと硬い場合もありますが回せばはずせます。
左側が外れたら右側もはずします。
BBをはずすとこんな感じに空洞になってます。
→ようやくBBまではずせたので新しいBBの取り付けはpart2にて。